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尾瀬のミズバショー

​自然保護の聖地:尾瀬の燧ケ岳(ひうちがたけ)

森川海守は、森と川と海を守るために活動しています。
コンクリートのダム、堰(せき)を止めて自然を後世に残そう!

​ <お知らせ>

1.詩集「面白詩」を、Amazonで発行しました。読んでいただけましたら幸いです。

 https://www.amazon.co.jp/dp/B0DHTWRHSK 本

 

2.詩を、「カクヨム」に発表しています。

​  最近、ウクライナ、ロシアの両軍兵士に戦場からの逃亡を勧める反戦詩を書きあげ、「カクヨム」に発表しました。

 https://kakuyomu.jp/works/16818093086161063216/episodes/16818093086161524800

 

3. X(旧ツイッター)を再開しました。

 URL: https://x.com/121morikawa

プラスチックからの脱却

プラスチックからの転換を促す商品―こんな商品がお勧め―

 

​ mm以下のプラスチックを、マイクロプラスチックと呼んでいる。ところが環境中では、さらに劣化して小さくなり、マイクロプラスチックの1000分の1のナノの単位まで小さくなったプラスチックを、ナノプラスチックと呼んでいる。ここまで来ると、細菌と同じ大きさになり、なんと血液中にまで入り込んでくる事態になっている。「プラには寿命がない」。我々は、生分解するプラスチック、環境中で分解される材質への転換を強力に押し進めないと、世界といわず、体の中までもがプラスチックで覆われてしまうだろう。今回は、プラスチックからの脱却を目指す自然素材の製品を紹介したい。

ヘチマ(糸瓜いとうり)

つる性の1年生植物で、昔はヘチマタワシとして体をこするのに使われていた。若い果実は食用として、煮物や汁物に使われ、成熟した果実は、実を腐らせたり、煮たりして繊維を取り出して乾燥させたあとは、タワシなどに使える。いま売られている物は、安い物はタイ産のようだ。筆者もタイでヘチマを購入したことがあるが、使っていると種がぼろぼろ落ちてきて閉口したことがある。タイでは、種を取り除く工程を省略しているようだ。日本で購入した物にはそのようなことはない。20cm前後のヘチマは、一つ、138円ぐらいである。プラスチックのスポンジに代わる素材で、風呂の浴槽をやさしく拭くのに適している。ボロボロになったら、石鹸箱の底に敷く石鹸の受け皿に最適。東急ハンヅや、浅草や鎌倉に支店がある「かなや刷子(カナヤブラシ)」等で販売されている。

 

消しゴム

消しゴムの大半は、PVCポリ塩化ビニル(塩ビ)からできている。燃やすとダイオキシンが出る。消しごみの消しくずは、きちんと管理しないならば、野外に出て、確実にマイクロプラスチックになる。塩ビの消しゴムに換えて、天然ゴムからできた消しゴムに換えて行こう。トンボ鉛筆から発売されている。製品のHP上での説明文によると、「インク用のモノ消しゴム ボールペンで書いた文字や印刷された字を消すための消しゴムです。天然ゴム、硅石粉を使用した非塩ビの消しゴムでインクを紙ごとけずることで字を消します。」とHP上に記載されている。なお、消しゴムの種類として、「消しゴムは、いわゆる天然ゴムで出来ているゴム字消しと、プラスチック字消しの2種類があります。ゴムではないものもあるので、正確には「字消し」と言います。ゴム字消しは、鉛筆用の白ゴム、ボールペン等の筆跡を消すための砂ゴムなどがあります。プラスチック字消しは、塩化ビニール樹脂を原料としたものが主流ですが、最近は合成ゴム(SBR)の字消しも増えてきています。」とある。

弁当箱

弁当箱は、プラスチックではないものを使おう。弁当箱としては、軽い、スギやヒノキなどの薄板を曲げて作られる曲げわっぱが軽くて良い。ただ、傷みやすいのが欠点か。筆者は最近、木をくり抜いた弁当箱を使っている。塗装もプラスチックのウレタン塗装ではなく、天然素材の漆塗りの木の弁当箱を勧めたいが、筆者が買って使っている木の弁当箱が本当に漆塗りなのかどうかが分からない。木の弁当箱は、湿気を適度に吸ってくれるため、白米が冷たくても美味しいのが良い。

 

 

 

たわし:パーム椰子(やし)の実や棕櫚(シュロ)といった天然の繊維から作られている。我が家は、台所でも風呂場でも、プラスチックのスポンジ等に換えて、たわしで食器を洗い、また床などを掃除している。良く落ちるし、天然であるのが良い。

 

 

 

 

 

 

 

木の桶と椅子​及び浴槽:プラスチックに換えて、木の製品を使おう。木の桶を使って、浴槽のお湯を使えば、水の節約にもなる。確かに、プラスチックと比べて値がはるし、劣化も早いが、環境のための投資と考えたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイボトル:筆者は、家で入れたミルクを入れただけのコーヒーとミネラルウォーターを、2つのマイボトルに入れて、通勤している。自動販売機でコーヒーを買うのは、缶という鉄やアルミニウムの資源を使い捨てにするようなもの。そもそも、金属臭が飲料に付くのを防ぐためか、缶も、アルミ缶も容器の内側にプラスチックが貼ってある。またコーヒー飲料には飲みやすくするため、角砂糖(3~4g)が平均4個入っている。清涼飲料水を飲むのは、糖尿病と虫歯への道を突き進むようなものだ。筆者は、何を隠そう、インプラントが4本も入っている。原因は若い頃、コカ・コーラが好きで良く飲んでいた。これが虫歯に効いた。マイボトルを持ち歩きたいものだ!

 

 

 

ブラシ

ブラシも、プラスチックから、柄が木で、毛が豚や馬、羊などの動物性の毛を使ったもの、シダやパーム等の植物性のものを使ったものに換えたい。上記の「かなや刷子(カナヤブラシ)」の店を紹介したい。

 

 

 

 

漆は天然樹脂のため湿気のあるところで保存するのが鉄則です。乾燥しすぎるとひび割れをおこすことがあります。また、購入時には漆独特のツヤはなく、表面はなめらかだがどちらかと言えばマットな表情をしている。長年使用していくに従い、次第に漆独特のつややかな光沢を持つようになるのが特徴。(最初から油で砥いでツヤをだしている漆器もある)

使いはじめは、まだ表面の漆が若くてやわらかいためキズがつきやすいが、数年かけて乾燥し固くなりキズに強くなるのが本漆。下地として何重にも漆を塗り重ねて作られているので、使用中にについた細かいキズも長年使用していくにしたがって磨かれて見えなくなる。従来の工程で作られた高品質な漆製品は欠けたりはげたりしたら職人に直してもらうことも可能。木をくりぬいて作られた器などは長年の使用で木がわれてしまうこともある。まさに生きた器。

急に熱い汁ものをいれたり、漆盆に熱い器を乗せると変色するので繊細な扱いも必要。

最近はカラー漆も出回り、ガラス製品と漆のコラボも見られるようになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウレタン樹脂の特徴

ウレタン樹脂は最初からツルツル・つややかな美しい光沢をもった表面をしています。カラーのバリエーションも豊富で、様々な絵柄が美しく描かれたウレタン樹脂の漆器が多いです。

数年かけて作る従来の漆器と違い、工場で大量生産が可能なため比較的低価格なのも魅力。

ウレタン樹脂なので使用するとキズがつきます。長年使用することで目に見えないような細かいキズもたくさんつき、表面が曇って汚くなります。はげ落ちたりしても修復はできません。

ウレタン漆器のお重などはカーボライト等で成形されているので、従来のお重に比べて重いのが特徴。

ウレタン樹脂だと汁ものなどの熱湯で表面の色が変わりにくいので扱いに気を遣わないのがいい。ただ、こども、孫へとつないでいく器にはなり得ません。コラム 本漆とウレタン樹脂の漆器の違い - ときに水面を眺めながら (hateblo.jp)

 

素地などの違いを見分けるには」

 表面の、漆塗りとウレタン塗装の違いは一見しても判りにくいのですが、 まず においが違います。本漆には独特のにおいがあります、と云って も一般の人はこの判別法は困難かも知れません。

 次は、価格差です、汁碗を例にとると、4・5百円から1万円以上の 製品まであり、千円以下でしたら、化学塗料と思って間違いないでしょう。

  漆器と云っても、産地によって素地も違いますが、塗ってある漆の質も 違うのです。普通は安価なモノは品質表示がなされていますが、高級漆 器は逆に、制作者やお店の信用で取引きされているのです。変だと思れ るでしょが、良い方に解釈すると一筆では書けないほど、製造にこだわ りがあるのかも知れませんね。

 素地の違いの判別についても書いてみます。 「合成樹脂製」( 添付画像の2番 )合成樹脂の上に直接カシューなどの代用漆かウレタン塗装を塗刷毛を使わず、機械で吹付塗装をしているのが普通。刷毛塗りをしないので、塗装の厚みがつきにくく、ぼっこりした塗りの雰囲気がありません。

 木製と違い比重が重いので水に入れると沈む事も特徴。 「圧縮材製=木乾」( 添付画像の1番 ) 品質表示では、木質と表示されているモノで、木を細かくした物に合成樹脂を混ぜて、圧縮成型した素地を使用する。カシューなどの代用漆の吹付塗装が多い、中には刷毛塗りを施したモノもあります。

 持ってみると以外と見た目より重く感じる。 「木製」( 添付画像の3番 ) 木製漆器でも、本漆を塗ったモノは少ないのです。

 価格で云えば、1万円以上する物でしたら間違いないと思いますが、例外もあり、本漆を塗った物は、下地工程も丁寧にしてあります。木地にはケヤキなどを使うため、木目や導管が有るので、漆のなじみを良くするためにも、最初に生漆をしませるなど木地固めを含め、念の入った下地工程が必要です。

 本漆の手触りは、独特のぬくもりがあります。年を経た物は、木の木目も表に現われてきます(素地のヤセの為)これは漆が素地と外気と完全に遮断するのではなく、微妙に木の水分を出入れしている事にも関係があるのです。

以上色々述べましたが、はっきり申しまして下地工程の処理の違いなど に関しては、目利きの人しかわからないのが現実です。だからこそ、本 物の漆器は”作り手の顔がわかるかたち”紹介がされることが大切です。漆の事や漆器 Q&Aなど (urushi-net.jp)

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