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執筆者の写真森川海守

まだまだ続く中高年からの天体望遠鏡選び

口径20cmドブソニアン スカイウォッチャーBKDOB8

 6万円弱のKenko Sky Explorer SE-GT102MⅡを売り飛ばした筆者は、次にドブソニアン天体望遠鏡に手を染めた。色々物色した後、スターゲイズhttps://www.stargaze.co.jp/order3/gotoDob/gotoDob.html)が接眼レンズやケーブル等をセットにして販売しているDOB8に目を付けた。自動導入・自動追尾でセット価格16万円もした。初心者には口径20cmまでのものが良いとのアドバイスに従って購入を決めたものだが、何しろ大砲のように大きくて重い。マンションの4階のベランダからの星の観望用にと設置したものの、どうやって動かすかが難問だった。インターネットで検索し、パンクしない樹脂製タイヤの200L超大容量のキャリーワゴンを購入。これに望遠鏡を乗せて運ぶことにした。次の難問は、ドブソニアンは、三脚と違って、伸び縮みせず、背も高くないので、高いマンションのベランダのコンクリートの手すりが邪魔だった。また、鏡筒が回転すると、ワゴンの柵にもぶつかる。解決策としては、キャリーワゴンに板を3枚敷いて高くした。これでマンションベランダの天文台が完成した。

手の平台の大きさのハンドコントローラで望遠鏡を操作するが、これは大きなドブソニアンを楽に操作できて便利である。しかし、見たい星を自動導入するには、一等星を2つ見つけて基準星とする必要があるが、視野が狭いベランダからは、1つ見つけるだけで精一杯。GPSの機能を取り付けて欲しいものだ。自動導入するときのモーター音も、近所迷惑になる程うるさい。結局、重くて遠征もできず、自動導入もままならないドブソニアンを購入後1年も経たずに中古としてメルカリで売ることを決意。


ゲーム感覚で星を探せるCELESTRON StarSens EXPLORER LT 70AZ

代わりに、同じくメルカリで、CELESTRON StarSens EXPLORER LT 70AZを安く購入して使っている。しかし、口径70mmでは、星を見てもドブソニアンと比べて迫力がなく、面白みがない。ドブソニアンと比べて、同じ接眼レンズを使っているのに、レンズに映る星の数は少なく、視野も狭い。ドブソニアンでは、レンズに映りこむ星が多く、レンズを覗いているだけでも楽しめたものだ。このため、またドブソニアンの購入を企んでいる。

セレストロンは、スマホのGPSを利用して、手動で見たい星を導入する。メーカーの説明では、「望遠鏡を覗かずゲーム感覚で星を探せる!『星空認証アプリ』が天体観測をナビゲート、StarSense Explorerシリーズは、専用アプリ「StarSense Explorer」をダウンロードしたスマートフォンを天体望遠鏡に装着すると、アプリが自動的にスマートフォンのカメラで星空を撮影し、天体データと星空認証することで、スマートフォン画面を見ながら観測したい天体を探せる機能が最大の特長です。」と言う。




これはこれでいいのだが、手動の方法が「高度微動ロッドガイドのノブを緩めて望遠鏡を操作し、締めることで望遠鏡を固定できる」としているが、実際にはきつく締めても固定せず、ガタがあって、上記102AZで採用されている2本の微動ハンドルを使って操作する方法に比べて自由に鏡筒を動かせない。特に倍率の高い接眼レンズの場合は、星をレンズの中に収めるのが厄介である。そのため、現在は2本の微動ハンドルで操作できる天体望遠鏡と三脚とマウントを物色している。セレストロンの鏡筒をこの微動ハンドル方式に改造することを企んでいるのだ。20240114

                                                                                                                             


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