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執筆者の写真森川海守

レジ袋がいくらだったら、買い物袋を持参しますか?


 いくらだったら、買い物袋を持参しようというインセンチブ(動機付け)が働きますか?約20年前に発表した筆者(舟木賢徳)の研究によると(下記の図)、3円だと6割、5円だと7割、10円だと9割の消費者が買い物袋を持参する(レジ袋を辞退する)。これは、実際のデータを統計学的に分析して割り出した結果によるシミュレーション結果である。20年後の今も、この法則が成り立っていると考える。この結果より、せめて3円以上、できたら10円の有料化を勧めたい。原価が2円前後と言われるレジ袋、余ったお金はどうするのと言われそうである。一般には、商品の値段を下げる原資に使うのが一般のやり方でしょう。でも、このご時世、資金に困っている、ボランティアで野外のごみを拾っているNGO(民間団体)や、地球温暖化問題に取り組むNGOに寄付してほしいと願う。

「使い捨てレジ袋の有料化政策の評価」舟木 賢徳, 安田 八十五。廃棄物学会論文誌1996年 7 巻 6 号 320-329より、舟木加工。 




            

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